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公開日 2024.01.18 更新日 2024.09.25

壁紙のシミは雨漏りのサイン?原因とシミを消す方法を紹介

「雨漏りと壁紙のシミの関係は?」
「雨漏り修理に活用できる制度を知りたい」
ご自宅の壁、何かシミのようなものはありませんか?
実はそのシミ、雨漏りのサインかもしれません。

 

本記事では、壁紙のシミと雨漏りの関係について、網羅的に解説していきます。

壁紙のシミは雨漏りのサイン

実は壁紙のシミ、雨漏りのサインとして重要な要素の一つになります。
壁紙は一般的に防水性がなく、雨漏りによって壁内に水が侵入すると壁紙が湿ってきたり、薄黒いシミが現れたりします

 

壁紙のシミを放置すると、水ダメージやカビの発生などの問題が拡大し、健康リスクや建物への損害が生じる可能性があるため、早期に雨漏りの原因を調査して、修理を行うことが重要です。

 

壁紙にシミがあるときの雨漏りの原因

壁紙のシミが雨漏りのサインとわかりましたが、その原因は屋根からの雨漏り、窓やドアの不完全な防水、外壁のひび割れなど様々なものが考えられます。

 

ここからは、よくある5つの原因について解説していきます。

  • 外壁素材の劣化
  • コーキングの劣化
  • ベランダの防水シートの劣化
  • 施工時の不良
  • 雨どいのつまり

それぞれ順に確認してください。

原因①外壁素材の劣化

外壁素材は防水機能をもっていて、雨水を適切に排水する役割を担っています。
しかし、時間とともに外壁素材は老朽化し、ひび割れや劣化が生じることがあります。
これによって雨水が外壁内に侵入し、壁紙にシミを作るのです。

 

外壁素材の劣化は、建物の年数やメンテナンスの行き届き具合によって異なります。
劣化している外壁素材は早急に修理または交換する必要があるので、定期的な点検や適切なメンテナンスによって外壁素材の劣化を普段から防ぎましょう。

原因②コーキングの劣化

コーキングとは窓やドアの周囲などの接合部を密閉するゴム製の部材で、どの家にも必ず使用されているものです。
しかし、時間とともにコーキングは少しずつ劣化し、ひび割れや剥がれが生じることがあります。
コーキングの劣化は、気候や使用状況によって早まることがありますが、雨水の建物内侵入を許して壁紙にシミを作る原因の一つになります。

 

定期的な点検と修理によってコーキングの劣化を防ぐことが重要ですが、雨漏りを発見した際には早めの対処により建物の損害を最小限に抑えましょう。

 

関連記事:雨漏り修理のコーキング方法を徹底解説

原因③ベランダの防水シートの劣化

ベランダの防水シートもまた、雨水の室内侵入を防ぎ建物を保護する役割を果たしています。
しかし、時間と共に防水シートも劣化し、ひび割れや穴が生じることがあります。

 

特にベランダの防水シートは日々、日光や雨水にさらされされているため、他の箇所に比べて劣化が早い場合もあります。
適切なメンテナンスと定期的な点検によって防水シートの劣化を防ぎ、雨漏りを予防することが重要です。

原因④施工時の不良

新築住宅なのに壁紙にシミが見える場合には、施工ミスが疑われます。
建物の外壁や屋根の防水工事が不十分だったり、瓦や屋根材の取り付けにミスがあったりすると、雨水が建物内に侵入してしまい、雨漏りにつながる可能性があります。

 

欠陥住宅の場合には、「住宅品質確保促進法(品確法)」で義務付けられた、無償修理の範囲に該当する可能性もあります。
一度施工業者やハウスメーカー等に確認をとることがおすすめです。

原因⑤雨どいのつまり

雨どいは屋根から流れ落ちた雨水を適切に排水する役割を果たしていますが、葉やゴミ、ヒビや破損などによって詰まりが生じることがあります。
詰まりがあると、雨水が建物内に逆流して壁紙にシミができます。

 

定期的な清掃や点検により雨どいのつまりを解消し、効果的な排水ができるようにすることが重要です。
こちらも早めの対処で、雨漏り被害を防ぐようにしましょう。

関連記事:雨漏りするとカビが発生するのはなぜ?場所別に詳しく解説

壁紙のシミを消す方法

次に、壁紙のシミを消す方法についても解説していきます。
ここでは、以下の3つの方法に分けて解説します。

  • 漂白剤
  • 塗装
  • 壁紙の張り替え

それぞれ見ていきましょう。

方法①漂白剤

壁紙のシミを消す方法のひとつは漂白剤を使用することです。
漂白剤には塩素系と酸素系の2種類がありますが、塩素系漂白剤の方がより強力な漂白効果があります

  1.  漂白剤を10~50%程度に希釈してください。
  2.  シミのある部分に希釈したものを適量スプレーで吹きつけてください。
    ただし、壁紙の素材や色によっては色落ちや変色のリスクがあるため、事前に目立たない場所でテストすることが重要です。
  3.  漂白剤を塗布した後は、数分待機してから水でしっかりと洗い流し、最後に乾拭きします。
    ただし、漂白剤は強力な薬品であるため、適切な手袋や換気を行い、取り扱いには注意しましょう。

方法②塗装

塗装には水性塗料や油性塗料がありますが、シミの原因や壁紙の素材によって使い分ける必要があり、おすすめは専門業者へ依頼することです。

 

ご自身で行う場合には、以下の手順で行ってください。

  1.  古い塗料や汚れを落とすために、壁紙をクリーナーでしっかりと掃除します。
  2.  シミのある部分にプライマーを塗ります。プライマーは壁紙に密着しやすくする役割があります。
  3.  プライマーが乾いたあとは選んだ塗料で壁紙全体を塗ります。

塗装することでシミが目立たなくなるだけでなく、壁紙を保護する効果もあります。
ただし、塗装は壁紙の素材や色によっては適さない場合もあるので、事前に注意が必要です。

方法③壁紙の張り替え

壁紙の張り替えには専用の壁紙剥離剤やヘアードライヤーなどが必要になる場合があります。

  1.  壁紙を剥がすために壁紙剥離剤を壁紙に塗布し、一定時間放置します。
  2.  壁紙をゆっくりと剥がしていきましょう。剥がれにくい場合は、ヘアードライヤーで温めることで剥がしやすくなります。
  3.  壁紙を完全に剥がした後は、壁面を綺麗に掃除し、必要なら修理を行います。
  4.  最後に新しい壁紙を貼り付けます。

壁紙の張り替えには時間と手間がかかりますが、シミを完全に目立たなくさせられます。
また、新しい壁紙を選ぶことで、インテリアをリフレッシュすることも可能です。

 

ただし、壁紙を張り替える際は注意が必要で、壁紙の素材や貼り方に適した方法を選びましょう
専門家の助言を得ることもおすすめです。

雨漏り修理に活用できる制度

最後に、雨漏り修理に活用できる制度を3つ紹介します。

  • 瑕疵担保責任補償
  • 火災保険
  • 補助金・助成金

それぞれ解説していきます。

瑕疵担保責任補償

瑕疵担保責任補償は、新築住宅やリフォーム工事で雨漏りなどの建物の欠陥が発生した場合に、建築業者が補償責任を負う制度です。
建築業者は、建物を引き渡した後の一定期間内(10年間)に発生した欠陥を修理や補償する責任を負います。
新築物件にも関わらず雨漏りなどの欠陥が発生した場合、建築業者に連絡し、修理や補償を受けることができます。

 

ただし新築して10年以内であっても、台風や大雨など自然災害が原因の雨漏りの場合には、施工会社に問題があるわけではないため、瑕疵担保責任を問うことはできません。
補償の適用範囲や期間は契約内容によって異なるため、契約書や保証書をよく確認し、必要な手続きは迅速に行いましょう。

関連記事:新築でも雨漏りする?雨漏り修理で使える保証とは

参照:国土交通省:瑕疵担保責任について

火災保険

火災保険は、建物に発生した火災や水漏れ、風水害などの被害に対して補償を行う保険で、雨漏り修理においても火災保険を活用できることがあります。
自然災害により発生した雨漏りであれば、被害が発生した箇所や原因に応じて、保険会社に修理費用の請求ができます。

 

ただし、保険契約の内容や加入条件によって補償の範囲や金額が異なるため、契約書をよく確認し、必要な手続きを適切に行う必要があります。
詳細は事前に保険会社へ確認することが大切です。

 

関連記事:雨漏り修理に火災保険は適用される?条件や注意点を紹介

補助金・助成金

補助金や助成金は、雨漏り修理にかかる費用の一部を支援する制度です。
地方自治体や国からの支援があり、対象となる場合は経済的な負担を軽減できます。
具体的な内容や条件は、支援を行っている機関や制度によって異なります。

 

一般的には、修理が必要な建物の所有者や居住者が対象であり、補修や改修の効果や節水・省エネなどの目的が求められることがあります。
複雑な申請や手続きが必要なので、詳細は関係機関やホームページなどで確認しましょう。

 

関連記事:雨漏り修理に補助金は利用できる?補助対象や注意点も解説

雨漏りは壁紙のシミで気づける

壁紙にシミを見つけたら、まずは雨漏りを疑いましょう。
シミは水が浸透し壁紙の色が変わるために起こりますが、目視で比較的早く雨漏りに気づくことができます。

 

早期発見・対応が、建物の損傷を最小限に抑えるために重要なので、シミを見つけたら迅速に建築業者や専門家に相談しましょう。

 

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