雨漏りで生じるトラブルとは?回避のポイントは業者選び!

雨漏りが起きると、シロアリが発生したり建物の耐久性が下がったりとさまざまな二次災害に発展しかねません。
被害を最小限に抑えるには、早めの修理が必要です。しかし場合によっては、なかなか工事をしてくれなかったり火災保険が使えなかったりすることもあります。
本記事では、雨漏りで生じるトラブルと業者選びのポイントを解説します。
そもそも雨漏りの原因とは
なぜ雨漏りが起きるのか、イマイチ原因を把握できていない人も少なくありません。ここではよくある原因を解説するので、見ていきましょう。
経年劣化
屋根や外壁は常に雨風や紫外線などに晒されているため、徐々に劣化していきます。経年劣化が進むと塗装した部分に塗膜の剥がれが見られたり、シーリング材にひび割れが入ったりすることも少なくありません。これらの症状を放置すれば雨水が浸入し、雨漏りを引き起こす原因となります。経年劣化は避けられない現象です。しかし適切なタイミングで修理すれば、寿命をのばせる可能性が高まります。
災害
大雨や台風などの自然災害も雨漏り原因の一つです。日本には梅雨や台風の時期があるため、短時間や長期間で大量の雨が降り注ぎます。大量の雨が屋根や外壁に当たれば劣化を早めるのはもちろん、排水処理が間に合わず雨樋が壊れることがあります。また横殴りの雨であれば、屋根材の下に入り込んだり屋根材をずらして雨水が浸入したりして雨漏りを引き起こす危険性も考えられるでしょう。災害がいつ起きるか予測するのは難しいですが、日頃から対策しておけば被害を抑えられるかもしれません。
外的要因
ここでいう外的要因とは、何らかの衝撃で屋根材や外壁がずれたり破損して穴が空いてしまったりすることです。また、ベランダや雨樋などの排水口・排水升に落ち葉や砂が入り込んで詰まると、雨水が適切に排水されず雨漏りすることも外的要因となります。これらの現象は気づかないうちに起きていることも少なくありません。そのため、実際に雨漏りが起きてから気づくことが多いとされています。
関連記事:マンションの最上階でも雨漏りする?その原因と対策とは
雨漏りでよくあるトラブル
雨漏りが起きるとどのようなトラブルが発生するのか、あらかじめ把握しておくことも重要です。ここでは、よくあるトラブルを3つ解説します。
なかなか工事が進まない
雨漏りの修理はリフォーム分野に分類されるため、業者によっては新築住宅を優先し、なかなか雨漏りの修理の日程を組んでくれないことがあります。なかなか工事をしてくれないからとキャンセルの申し出をすると、契約内容によっては違約金が発生しかねません。他にも屋根や外壁の工事は天候に左右されやすいことから、スケジュール通りに進まないことも少なくありません。
火災保険が使えなかった
雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、火災保険を使うことが可能です。リフォームの経験が豊富で火災保険について詳しい業者であれば、火災保険を使える可能性があるかどうか契約前にきちんと説明してくれます。しかし悪質な業者であれば火災保険が使えない状況にもかかわらず「絶対使えます」と言い、契約を迫ってくるかもしれません。
ここで押さえておきたいのは、火災保険を使用できるかどうかを判断するのは加入している保険会社であることです。修理業者はあくまでも火災保険を使うにあたって必要な書類を準備するだけになります。そのため、修理業者が火災保険を使えると断言することはできません。
関連記事:雨漏り修理に火災保険は適用される?条件や注意点を紹介
中古住宅を購入したあとに雨漏りした
購入したあとに雨漏りしていることに気づいた場合は、まず売主に「購入前から雨漏りしていたかどうか」確認してください。もし購入前から雨漏りしていた場合は、法律に基づいて契約の解除または損害賠償の請求ができます。
売主は、第五百六十二条第一項本文又は第五百六十五条に規定する場合における担保の責任を負わない旨の特約をしたときであっても、知りながら告げなかった事実及び自ら第三者のために設定し又は第三者に譲り渡した権利については、その責任を免れることができない
参照:民法 第五百七十二条
中古住宅を購入する予定がある方は、万が一に備えて購入契約前に瑕疵保険に加入をしておくことをおすすめします。
雨漏り業者の選定に失敗すると生じるリスク
雨漏りが起きたら修理業者に依頼する必要がありますが、焦って依頼してしまうと失敗するおそれがあります。ここで業者選びに失敗すると起きるリスクについて見ていきましょう。
雨漏りが再発する
根本的な原因箇所を修理しないと、雨漏りが再発する可能性があります。再発の可能性を抑えるには、まず原因の特定が欠かせません。原因特定は目視でできる場合もあれば、専門的な道具を使って調査することもあります。業者のなかには徹底して雨漏り調査をしない場合もあり、原因を特定せずに修理することも少なくありません。このような対応をする業者への依頼を避けられれば、雨漏りが再発するリスクを減らせるでしょう。原因箇所がどこか実際に見せてくれる業者であれば、より信ぴょう性が増すでしょう。
余計な費用がかかる
雨漏りの修理は決して安いものではありません。雨漏りの被害がひどいほど修理範囲が広がって難易度が高くなるため、余計な費用がかかります。費用を捻出すれば雨漏りの原因箇所をすべて修理できますが、再発してしまっては意味がありません。また業者によっては高額な契約をとろうと、葺き替えやカバー工法などの大掛かりな工事を迫ってくることもあります。業者選びに失敗すると、施工不良や不適切な修理内容によって余計な費用がかかる場合があるので注意してください。
二次災害が起こる
雨漏りの修理を行ったものの適切な修理をしなかった結果、二次災害が起きることがあります。二次被害としてよくあるのはシロアリ被害です。屋根や外壁の下地材が腐食しているにもかかわらず交換せずに放置すると、湿った木材を好むシロアリが発生します。シロアリは湿った木材を餌とするため、徐々に建物の耐久性を低下させていきます。
関連記事:雨漏り修理の費用の相場とは?優良業者の選び方も紹介
信頼できる雨漏り修理業者を選び際のポイント
腕がよく信頼できる業者に修理を依頼すれば、雨漏りの再発を防げます。ここでは修理業者を選ぶ際のポイントを解説するので、依頼先を決めるときの参考にしてください。
ポイント①専門知識を豊富に有している業者を選ぶ
雨漏りの修理には、専門的な知識が必要です。ただ穴を塞いだり部材を交換したりするだけでは、一時的な処置にすぎません。雨漏りを根本的に直せれば雨漏りの再発リスクを低くできます。そのため、専門知識を豊富に有している業者を選ぶのが懸命です。知識や経験が豊富かどうかは、業者のホームページにある実績や口コミなどで判断できます。依頼する前に、まずは業者のスキルを調べてみましょう。
ポイント②価格だけで判断しない
雨漏りの修理にかかる費用は、原因箇所や範囲、修理方法によって変動します。屋根材や外壁材のひび割れや塗膜の剥がれなど、比較的狭い範囲の修理であれば、費用を抑えられる傾向にあります。ここで注意したいのが、価格だけで修理内容を決めないことです。部分的に修理すれば費用を抑えられる反面、短期間で再発するおそれがあります。部分的な修理を繰り返した結果、まとめて修理するよりも費用がかかったとなるケースも少なくありません。業者を選ぶ際は、価格だけで修理内容を決めるのではなく、必要な修理をきちんと提案してくれる業者を選ぶようにしましょう。
ポイント③調査と施工は同じ業者に依頼する
雨漏りの調査と施工を同じ業者に依頼すると、状況をしっかり把握したうえで修理プランを提案してくれます。費用を抑えようと調査と施工の業者を分けるのも手段の一つですが、そのまま施工を依頼されないとなれば調査業者は詳細に原因を説明しないことも少なくありません。
業者を分けた場合、情報を伝えるのは依頼主になるため具体的に解説できず、施工業者のほうでもう一度雨漏りの調査をすることもあります。再度調査となれば余計な費用がかかり、結果トータルコストが大きくなるかもしれません。調査内容を活かすためにも、調査と施工は同じ業者に依頼するのがおすすめです。
関連記事:雨漏り調査の方法や費用相場を徹底解説
雨漏りで生じるトラブルを回避するには業者選びが大事
雨漏りは経年劣化や災害などによって起こる現象です。早急に修理が必要な現象ですが、業者によってはなかなか工事をしてくれなかったり火災保険が使えなかったりします。これらのトラブルを回避するには、優良な業者に修理を依頼することです。本記事で紹介した業者選びのポイントを参考に、信頼できる業者を見つけましょう。
屋根や外壁などから雨漏りしていたら、雨漏り修理30分にご相談ください。お問い合わせから最短30分で駆けつけますので、急ぎの場合も安心してご利用していただけます。当社は自社施工のため、比較的安い修理費用で対応できるのが強みです。お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事の監修者

二瓶義哉(Yoshiya Nihei)
株式会社NK代表取締役
高校を卒業後、不動産の営業、ITコンサルタントを経験後、29歳で防水工事専門会社へ就職。
他業種だからこそ経験できたことを生かし、建築業界の枠にとらわれない視点でお客様への提案等を行うことにより、大手施工管理会社からの信頼を獲得。現在は雨漏りしない為の調査方法・修理方法を研究し雨漏り修理成功率99%を達成。
<略歴>
2018年 防水工事専門業者にて防水施工に従事
2021年 株式会社NKへ就職
2024年 代表取締役へ就任
現在に至る
<資格>
有機溶剤作業主任者
化学物質管理者
職長 安全衛生責任者
クレーン・デリック運転士
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
まずはご相談から/