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公開日 2024.12.20 更新日 2025.02.25

屋根の板金が浮いていると言われたら?対処方法や怪しい業者の見分け方

突然の訪問者から「屋根の板金が浮いている」と指摘されて、不安になった経験はありませんか?

近年、このような訪問販売による屋根工事のトラブルが急増しています。特に高齢者をターゲットにした被害が後を絶ちません。

この記事では、訪問販売での注意点や、本当に修理が必要な場合の適切な対応方法について解説します。

屋根修理の悪徳業者によるトラブルが増えている

国民生活センターの統計によると、屋根工事の点検商法に関する相談件数は年々増加傾向にあり、2022年度は2018年度と比較して約3倍に増加しています。特に深刻なのは、契約者の約8割が60歳以上の高齢者であることです。
悪質な業者は、「近所で工事をしている」「無料で点検する」などと言って突然訪問し、不安を煽って契約を迫ってきます。中には屋根に上がって故意に破損させ、高額な修理費用を請求するケースも報告されています。
このような被害を防ぐためには、典型的な手口を知り、冷静に対応することが重要です。訪問販売では、その場での契約を急かされることが多いものの、必ず複数の業者に相談し、慎重に判断することが賢明です。

屋根の板金が浮いてると言われたときの対応方法

突然の訪問者から屋根の板金が浮いていると指摘された場合、落ち着いて対応することが重要です。相手が悪質な業者である可能性を考慮し、以下の4つの対応をしっかりと実践しましょう。焦って判断を誤ると、高額な修理費用を請求されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

名刺や業者のパンフレットをもらう

まずは業者の身元を確認するため、必ず名刺やパンフレットを求めましょう。正規の事業者であれば、会社名、所在地、連絡先が明記された名刺やパンフレットを持参しているはずです。
これらの提示を拒む、あるいは曖昧な対応をする業者は要注意です。身元がはっきりしない業者には、絶対に点検や修理を依頼してはいけません。

その場で契約はしない

「今日なら特別価格」「このままだと危険」など、即決を迫られても、その場では絶対に契約しないことが大切です。
一度家族や知人に相談する時間を設け、冷静に判断しましょう。しつこく勧誘されても「家族と相談します」「別の業者にも相談します」とはっきり伝えることが効果的です。

いくつかの業者に点検を依頼する

本当に修理が必要かどうかを判断するために、複数の信頼できる業者に点検を依頼しましょう。
地元で実績のある業者や、知人からの紹介業者など、信頼できる会社に見積もりを依頼することで、適切な判断が可能になります。相見積もりを取ることで、適正価格の把握にもつながります。

屋根に上らせない

「無料で点検します」と言われても、その場で屋根に上らせてはいけません。悪質な業者は、屋根に上がった際に故意に破損させ、高額な修理費用を請求するケースがあります。
まずは地上から状況を確認してもらい、本当に点検が必要な場合は、信頼できる業者に改めて依頼しましょう。

怪しい業者がよく使う言葉の特徴

訪問販売による屋根工事の被害を防ぐためには、悪質業者がよく使う典型的な言葉を知っておくことが重要です。特に以下のような表現を使ってくる業者には要注意です。このような言葉を聞いたら、要警戒サインと考えて慎重に対応しましょう。

近くで工事してたけどお宅の屋根壊れてましたよと言ってくる

「近所で工事をしていて、たまたま気づいた」という切り出しは、最も多い手口です。しかし、屋根の状態を遠くから正確に判断することは極めて困難です。
具体的な工事場所を尋ねても明確に答えられない場合は、その業者を信用してはいけません。本当に近所で工事をしているか確認することが大切です。

親方に言われてきましたと訪問してくる

「親方が気づいて、確認に来るように言われました」という表現で、信頼感を演出しようとする手口です。
しかし、実態は一人で活動する悪質業者であることが多く、架空の「親方」を持ち出して信用させようとする典型的な手口です。

不安をあおる言葉を使ってくる

「このままだと危険です」「台風で飛んでしまいます」「雨漏りする前に直した方がいい」など、危機感を煽る言葉を多用してきます。
実際には即座に対応が必要なケースは少なく、こうした脅しのような言葉で契約を急がせようとする手口には注意が必要です。

今すぐ契約すると安くなるなどお得感をアピールしてくる

「今なら30%オフ」「キャンペーン価格で対応できます」「今日契約すれば特別価格」など、即決を促す言葉を使ってきます。
しかし、屋根工事の適正価格は一概に判断できません。こうした時間制限付きの割引を持ち出してくる業者は、要注意です。

契約してしまった時の対処法

もし訪問販売で屋根工事の契約を結んでしまっても、すぐに諦める必要はありません。特定商取引法で定められたクーリングオフ制度を利用すれば、契約を解除することができます。ただし、期限や手続きに決まりがあるため、正しい方法で対応することが重要です。

【参照記事】
特定商取引法 | 消費者庁
特定商取引に関する法律 | e-Gov 法令検索

8日以内ならクーリングオフが使える

訪問販売による契約は、契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、クーリングオフ制度を使って無条件で契約を解除できます。理由は問われず、手数料などの負担も発生しません。

クーリングオフとは

クーリングオフとは、訪問販売や電話勧誘販売などの不意打ち的な販売方法で結んだ契約を、一定期間内であれば無条件で解約できる制度です。契約書面の受け取りから8日以内であれば、既に工事が始まっている場合でも解約が可能です。

クーリングオフの流れ

  1. 契約解除の通知を書面で作成し、内容証明郵便で業者に送付します。
  2. クレジット払いの場合は、クレジット会社にも同様の通知を送付する必要があります。
  3. 手続きに不安がある場合は、最寄りの消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談することができます。専門家が適切なアドバイスを提供します。

そもそも屋根の板金が浮いている状態とは

屋根の板金が浮いているとは、主に屋根の頂部に取り付けられた「棟板金」や、屋根の谷部分にある「谷板金」が、固定用の釘やビスの緩みによって本来の位置から浮き上がっている状態を指します。これは経年劣化や強風などが主な原因となって発生します。
板金の浮きは、主に以下の4つの部位で発生する可能性があります。

  1. 棟板金:屋根の頂上部分を覆う板金材で、最も浮きが発生しやすい箇所です。強風で揺れると「バタバタ」という音が発生することがあります。
  2. 谷板金:屋根と屋根が交わる谷部分に設置される板金で、雨水が集中する場所であり、浮きが発生すると雨漏りの原因となります。
  3. ケラバ板金:屋根の端部に設置される板金で、風の影響を受けやすい箇所です。
  4. 水切り板金:外壁と屋根の接合部に設置され、雨水の浸入を防ぐ役割を持ちます。

 

関連記事:棟板金とは?浮きの修理に必要な費用や工事の流れなどを詳しく紹介

屋根の板金が浮いていることを放置するリスク

板金の浮きを放置すると、建物に深刻な被害が発生する可能性があります。

早期発見・早期対応が重要ですが、悪質業者に騙されないよう、信頼できる業者に相談することが大切です。主なリスクは以下の通りです。

雨漏りの発生

板金の隙間から雨水が侵入し、防水シートや野地板が劣化します。放置すると天井や壁にシミができ、カビが発生する原因となります。さらに雨漏りが進行すると、建物の構造材が腐食し、大規模な修理が必要になる可能性があります。

建材の飛散事故

台風や強風で板金が飛ばされ、近隣の建物や通行人に被害を与える可能性があります。特に棟板金は屋根の頂部にあるため、飛散時の危険性が高くなります。

修理費用の高騰

小規模な浮きの段階で対応すれば、釘の打ち直しやコーキング処理で済むケースも多いです。しかし放置することで被害が拡大し、屋根全体の葺き替えが必要になるなど、修理費用が大幅に増加する可能性があります。

屋根の板金修理の費用相場

屋根の板金修理費用は、浮きの程度や補修範囲によって大きく異なります。悪質業者に高額な請求をされないよう、一般的な相場を知っておくことが重要です。修理の範囲や方法によって、以下のような費用が目安となります。
部分的な修理の場合、1メートルあたり2,500円〜6,000円程度が相場です。釘の打ち直しやコーキング処理など、軽度な修理であれば、5万円〜15万円程度で対応可能です。
棟板金全体の交換が必要な場合は、20万円〜40万円程度の費用が見込まれます。さらに、足場の設置が必要な場合は、別途10万円〜30万円程度の費用が発生することがあります。
費用に影響する主な要因は、屋根の形状や面積、使用する材料の種類、作業の難易度です。例えば、傾斜が急な屋根や高所作業が必要な場合は、追加費用が発生する可能性があります。
必ず複数の業者から見積もりを取り、作業内容や使用材料の内訳を確認しましょう。見積もりに足場代などの諸経費が含まれているかも、事前に確認することが大切です。

 

関連記事:屋根の耐用年数はどのくらい?素材別の寿命やメンテナンスの目安を解説

信頼できる業者の選び方

屋根の修理を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが何より重要です。悪質業者による被害を防ぐため、業者選びは慎重に行う必要があります。以下のポイントをしっかりと確認し、安心して依頼できる業者を見つけましょう。

屋根修理の実績が豊富か

施工実績が豊富で経験のある業者を選びましょう。実績は以下の点から確認できます。

  • 公式サイトでの施工事例の掲載
  • 写真付きの工事実績レポート
  • 具体的な施工件数の提示
  • 屋根工事の専門資格保有

また、地域密着で長年営業している業者は、アフターフォローも期待できます。

質問に丁寧に答えてくれるか

見積もりや相談の際の対応は、業者の信頼性を判断する重要な指標です。

  • 工事内容や使用材料について、分かりやすく説明してくれる
  • 質問への回答が具体的で明確
  • 見積書の内訳が詳細に記載されている
  • 追加料金の有無や保証内容について、明確な説明がある

曖昧な回答や態度の悪い業者は避けましょう。

 

関連記事:雨漏り修理の費用の相場とは?優良業者の選び方も紹介

屋根の板金が浮いていると言われたら、焦らず専門業者に聞いてみよう

訪問業者から「屋根の板金が浮いている」と指摘された場合、すぐには契約せず、信頼できる専門業者に相談することが重要です。一見軽微な不具合に見えても、放置すると雨漏りや建材の飛散など、深刻な問題につながる可能性があります。
雨漏り修理30分は、熟練の職人が在籍し、最短30分での現場到着、自社施工による低価格、10年保証など、安心の屋根修理サービスを提供しています。修理後のアフターフォローも充実し、1年後には無料点検も実施しています。
火災保険の申請サポートも行っており、修理費用の負担軽減も可能です。突然の訪問業者に焦らされることなく、まずは信頼できる専門業者に相談することで、適切な判断と対応が可能になります。

       

この記事の監修者

監修者の写真

二瓶義哉(Yoshiya Nihei)

株式会社NK代表取締役

高校を卒業後、不動産の営業、ITコンサルタントを経験後、29歳で防水工事専門会社へ就職。
他業種だからこそ経験できたことを生かし、建築業界の枠にとらわれない視点でお客様への提案等を行うことにより、大手施工管理会社からの信頼を獲得。現在は雨漏りしない為の調査方法・修理方法を研究し雨漏り修理成功率99%を達成。

<略歴>

2018年 防水工事専門業者にて防水施工に従事
2021年 株式会社NKへ就職
2024年 代表取締役へ就任
現在に至る

<資格>

有機溶剤作業主任者
化学物質管理者
職長 安全衛生責任者
クレーン・デリック運転士

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