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公開日 2024.01.17 更新日 2024.09.25

雨漏り修理に火災保険は適用される?条件や注意点を紹介

「雨漏りは火災保険の対象?」「ケース別に火災保険が適用されるかどうかを知りたい」
「火災保険の保険金請求の流れとは?」
急な大雨や台風で雨漏りしてしまった、雨漏り修理をお願いしたら屋根の葺き替えも必要になってしまった。
安くはない雨漏り修理、保険適用ができるのか気になりますよね。

 

本記事では、雨漏り修理に関する火災保険について、網羅的に解説していきます。

自然災害による雨漏りは火災保険の対象

火災保険は、建物に発生した火災や水漏れ、風水害などの被害に対して補償を行う保険です。
雨漏りも水漏れの一種であり、その原因が「自然災害」による場合、一般的に火災保険の対象となります。

 

台風や大雨、地震など自然災害によって建物に損害が生じ、雨漏りが発生した場合などは、修理費用の一部や建物の復旧費用が火災保険でカバーされることがほとんどです。
ただし保険契約の内容や加入条件によって補償範囲や金額が異なるため、契約書をよく確認しましょう。

火災保険が適用されるケース

保険の種類や適用範囲により差はありますが、火災保険は地震以外の自然災害であれば、被害による修理費用を補償することができます。
火災保険が適用される自然災害は、以下の3つです。

  • 風災:大雨や台風が原因の雨漏り
  • 雹災:雹(ひょう)が原因の雨漏り
  • 雪災:雪が原因の雨漏り

それぞれ順に詳しく見ていきましょう。

風災:大雨や台風が原因の雨漏り

1つ目の自然災害は「風災」です。強い風、大雨や台風、竜巻などが該当します。
暴風や強い雨で屋根材が破損したことが原因の雨漏りや、竜巻でとんできた廃材で外壁が損傷し発生した雨漏りなどの修理費用は、保険でカバーすることができます。

雹災:雹(ひょう)が原因の雨漏り

雹が降って天窓に穴が空いてしまった、表で窓ガラスが割れたなどの原因で雨漏りが発生した場合も、火災保険の対象となります。
火災保険の中には「雹損害特約」がある場合もあり、これに加入していればより広範囲な補償が可能となります。

雪が原因の雨漏り

雪の重みによって屋根が損壊した、大雪で雨樋が壊れたなどが原因で、雨水が建物内部に浸入し雨漏りが起こった場合も同様に、火災保険の対象となります。

火災保険が適用されないケース

ここからは、逆に火災保険が適用されないケースを紹介します。
火災保険では、上述したように「風災」「雹(ひょう)災」「雪災」などの自然災害を原因とした雨漏りが、補償の対象となります。

 

多く起こる事例として、適用されないのは以下の3つです。

  • 経年劣化が原因の雨漏り
  • 初期不良やリフォーム時の不良が原因の雨漏り
  • ソーラーパネルの設置が原因の雨漏り

こちらもそれぞれ解説していきます。

経年劣化が原因の雨漏り

経年劣化が原因で雨漏りが発生した場合は、火災保険の適用がされません。
経年劣化とは、時間とともに建物や屋根、壁などが老朽化してしまうことです。
その結果、外壁のひび割れや屋根材の破損が起こり、雨漏りが発生することがあります。

火災保険は外部の自然災害や急激な状況変化による被害に対して補償するものであり、予測可能である、建物の経年劣化によって引き起こされた雨漏りに対しては保険の適用がされず、修理費用や復旧費用は自己負担となるケースがほとんどです。

 

建物の定期的なメンテナンスや修繕が重要であり、経年劣化による雨漏りのリスクを最小限に抑えるためにも、定期的な点検や修理を行いましょう。

 

関連記事:雨漏りの応急処置方法!自分でできる直し方と注意点も紹介

初期不良やリフォーム時の不良が原因の雨漏り

火災保険は基本的に、初期不良やリフォーム時の不良が原因で雨漏りが発生した場合は保険の適用がありません。
初期不良とは、建物や設備が製造過程での不備によって問題を抱えている状態を指します。
また、リフォーム時の不良とは、改修や改造工事で施工ミスや材料の選定ミスが原因で不具合が生じている状態を指します。

 

ただ、これらの場合、製造や工事の不良に起因する問題をカバーする「製品責任保険」や「工事保険」が適用されることがあります
そのため、初期不良やリフォーム時の不良によって引き起こされた雨漏りに関しては、建築業者との相談や製品/工事保険の活用が必要となります。

ソーラーパネルの設置が原因の雨漏り

火災保険は、建物に発生した火災や水漏れ、風水害などの被害に対して補償を行う保険ですが、ソーラーパネルの設置が原因で雨漏りが発生した場合は保険の適用がありません。
ソーラーパネルの設置によって屋根に穴が開けられたり、または屋根の構造が変更されたりすることで、雨漏りのリスクが高まることがあります。

 

火災保険は、外部の自然災害や急激な状況変化による被害に対して補償するものであり、建物の設備や装置の設置やメンテナンスに起因する問題はカバーされません
ソーラーパネルの設置やメンテナンスは専門家に依頼し、しっかりと対策を行うことが重要です。

 

関連記事:太陽光発電の設置による雨漏りのリスクとは?予防策も解説

築10年以内であれば瑕疵担保責任補償がある

建物を新築した場合、建設業者は一定の期間、瑕疵(かし)担保責任を負います。
瑕疵とは、建物に欠陥や不良があることを指し、瑕疵担保責任補償はその欠陥や不良に起因する被害に対して保障をする制度です。
一般的には、築10年以内がその対象となります。

 

たとえば、新築後の数年で建物に雨漏りや構造上の問題が発生した場合、建設業者は修理費用を負担することとなります。
ただし、瑕疵担保責任は一定の条件や期間が設けられており、設備や施工の不備が明らかになるまでに届け出る必要があります。

 

また、建物の使用者による改修やメンテナンスによって問題が発生した場合は、瑕疵担保責任は適用されません。
詳細は契約時や法律の定めによって異なるため、専門家と相談することが重要です。

 

関連記事:新築でも雨漏りする?雨漏り修理で使える保証とは
参照:国土交通省:瑕疵担保責任

火災保険の保険金請求の流れ

ここからは、火災保険の具体的な申請方法、保険金請求の流れをご紹介します。
一般的な流れは以下の4ステップです。

  1. 保険会社に連絡
  2. 書類を確認して申請
  3. 鑑定人による現地調査
  4. 保険金の受け取り

それぞれ確認してください。

流れ①保険会社に連絡

火災や雨漏りなどの被害が発生したら、できるだけ早く保険会社に連絡することが重要です。
連絡方法は、電話やメール、オンラインでの申請など、保険会社によって異なります。
被害の内容や発生日時、被害の写真や証拠の提供が求められることがありますので、事前に準備をしておきましょう。

 

保険会社は連絡を受けたら、担当者が対応を開始し、保険金請求に必要な手続きや書類について案内してくれます。
正確かつ詳細な情報を伝え、保険会社とのコミュニケーションをスムーズに進めることが大切です。

流れ②書類の記入と申請

連絡を受けた保険会社から、保険金請求に必要な手続きや書類についての案内があります。
届いた書類に必要事項を記入し、保険会社に提出・申請します。
保険会社は、提出された申請書や付属書類を詳細に確認し、被害の内容や損害の範囲など必要な情報や証拠の有無を確認後、申請手続きを進めていきます。

 

保険会社によっては、請求に対する審査や検証のために追加の書類や情報の提出を要求する場合もありますので、要請があれば対応を行いましょう。

流れ③保険会社(損害鑑定人)による現地調査

書類申請の次に行われるのは損害鑑定人による現地調査です。
保険会社は被害の程度や原因などを確認するために、専門の鑑定人を派遣し、鑑定人は被害現場を実際に訪れて損害の詳細な調査を行います。
被害の拡大範囲や被害状況、修理や復旧に必要な費用などを評価のうえ、鑑定人は建物や構造物の状態、被害の発生原因、修理や復旧にかかる時間や費用などを判断します。

 

現地調査では、写真撮影や測定、証言録などが行われることもあり、保険会社は、鑑定人の調査結果や報告書をもとに、保険金の請求額や支払い方針を決定します。
被保険者は調査時に正確な情報を提供し、協力することが求められます。

流れ④補償可否の連絡と保険金の受け取り

鑑定人による調査から1週間ほどで、保険会社から補償可否の連絡がきます。
保険金の支払いを承認し、支払いの準備が整った時点で、保険金の受け取り手続きが行われます。

 

保険金の受け取り方法は保険会社によって異なりますが、通常は1か月ほどで銀行振り込みや手渡しの支払いが行われます。
受け取る保険金額によっては、税金や手数料が差し引かれる場合もあるため、気になる場合は事前の確認が必要です。

雨漏り修理に火災保険を活用する際の注意点

次に、雨漏り修理に火災保険を活用する際の注意点を解説していきます。
基本的には、以下の4つが重要です。

  • 保険金の請求期限は3年以内
  • 保険金の支払い決定後に修理を依頼する
  • 保険金の支払いまでにタイムラグがある
  • 悪徳業者に気をつける

それぞれ見ていきましょう。

注意点①保険金の請求期限は3年以内

火災保険を活用して雨漏り修理の保険金を請求する際には、保険金の請求期限に注意が必要です。
一般的には、請求期限は保険事故が発生した日から3年間とされており、雨漏りが発生した日から3年以内に保険会社への請求手続きを完了させる必要があります。

 

請求手続きは、被害状況の申告や必要書類の提出が必要となるので、可能な限り早く保険会社に連絡し、請求手続きを行うことが重要です。
遅延すると保険金の支払いが受けられない可能性があるので、保険事故が発生したら早めに対応するよう心がけましょう。

注意点②保険金の支払い決定後に修理を依頼する

雨漏り修理に火災保険を活用する際、保険金の支払い決定後に修理を依頼する必要があります。
保険会社は事象発生現場を実際に確認のうえ、修理費用の評価や審査を行い、修理内容や費用の妥当性を確認、保険金の支払い可否や金額を決定します。

 

修理作業を予定通り進めるためにも、事前に保険会社との連絡調整を行い、修理の実施許可を得ることが重要です。
また、保険金の支払い決定後に修理を依頼せずに自己負担で修理を行った場合、保険金の支払いを受けることができない可能性があるため、保険会社との手続きは適切に行うようにしましょう。

注意点③保険金の支払いまでにタイムラグがある

雨漏り修理に火災保険を活用する際、保険金の支払いまでにタイムラグが生じることがあります。
保険会社は修理費用の評価や審査を行い、保険金の支払いを決定しますが、その手続きには時間がかかる場合があります。
修理作業を急いで行いたい場合でも、保険会社の審査や書類の手続きが完了するまで待つ必要があるかもしれません。
このタイムラグにより修理の遅延や費用の一時的な自己負担が生じることがあります。

 

したがって、雨漏りが発生した場合は早めに保険会社に連絡し、修理手続きを開始することが重要です。
保険会社とのコミュニケーションを密にとり、スムーズな修理手続きを進めるよう努めましょう。

雨漏りは火災保険が適用できる場合もある

雨漏りの原因が火災や建物の損壊によるものである場合、火災保険は適用される可能性が大いにあります。
火災保険は、建物に発生した損害や被害をカバーするための保険であり、雨漏りが建物の構造や屋根、配管などによるものであれば、基本的に保険金の請求ができます。

 

ただし、契約内容や保険会社によって異なるため、具体的な保険契約や保険条件に従ってください。

 

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