雨漏りはビニールで応急処置！その方法と手順を解説
屋根や外壁、窓周りから雨漏りが起きたら被害が広がらないように応急処置をします。
応急処置に使用するアイテムはたくさんありますが、なかでもおすすめなのはビニールです。低コストで入手しやすく、専門的な道具がなくても応急処置ができるので、誰でも扱いやすいのがおすすめする理由です。
本記事では、雨漏りの応急処置にビニールをおすすめする理由と方法について解説します。
雨漏りの原因と応急処置の必要性
屋根や外壁、窓から雨漏りする原因は、主に経年劣化や施工不良です。建物は月日が経つにつれて防水性能が低下し、ひび割れや屋根材のずれなどが生じて雨漏りを引き起こします。また施工不良によって窓周りのシーリングに隙間ができて雨水が浸入してしまうこともあります。
雨漏りは放置していても改善はされず、悪化していくだけです。早めの修理が必要ですが、すぐに業者が来るとは限りません。
そこで重要となってくるのが応急処置です。雨漏り箇所に応急処置を施せば被害の広がりを抑制できます。応急処置はあくまでも一時しのぎにすぎません。根本的な部分から雨漏りを改善するためにも、必ず業者に修理してもらいましょう。
雨漏りの応急処置に使えるビニールとは？
雨漏りの応急処置にはさまざまなアイテムが使われますが、おすすめなのはビニールです。ビニールは防水性・耐久性に優れているので、長期間使用しても雨水から建物を守ってくれます。
また低コストで入手でき、専門的な道具がなくても外壁や窓などに張れるのもメリットの一つです。比較的どの家にもゴミ袋やビニールシートなどはあるので、予期せぬ雨漏りが起きても対応しやすいでしょう。
ビニールを使った雨漏りの応急処置の方法
応急処置の方法は、雨漏りしている場所によって異なります。ここでビニールを使った場所別の応急処置の方法をご確認ください。
天井からの雨漏り
天井からポタポタと雨水が落ちていたり染みていたりする場合は、天井にビニールを張ります。まずは雨漏りの被害が広がらないように、床にブルーシートを敷いてタオルを入れたバケツを置いてください。次にイスやはしごを用意し、大きめのビニールを天井に張ります。雨水の重さで落ちないように、ビニールの端はテープでしっかり固定するのがポイントです。時間が経つにつれて雨水はたまっていくので、様子を見てビニールを張り替えるようにしましょう。
関連記事：天井からの雨漏りの原因とは？危険性や応急処置も紹介
窓の周りからの雨漏り
窓枠やサッシから雨漏りしている場合は、室内側から防水テープで隙間を塞いでいきます。防水テープを張り終えたら、窓の外側から窓枠や冊子を覆うようにビニールを張っていきましょう。防水テープだけでは雨水が浸入する可能性がありますが、ビニールを覆うことで二重構造になって雨漏りのリスクを低くできます。外側にビニールを張るので風で飛ばされないようにテープでしっかり固定してください。
外壁からの雨漏り
外壁から雨漏りしている場合は、原因となっているひび割れや塗膜の剥がれ部分を覆えるように広範囲にビニールを張ります。原因箇所が密集している場合は大きめのビニールで対応できますが、散らばっている場合は部分的にビニールを張るようにしましょう。あらかじめ外壁表面の水滴を拭き取って乾燥させておくと、ビニールが固定されやすくなるのでおすすめです。
雨漏りの応急処置でやってはいけないこと
早急に応急処置をすれば雨漏りによる被害を軽減できますが、やり方によっては雨漏りを悪化させてしまう危険性があります。ここでやってはいけない雨漏りの応急処置を確認しておきましょう。
雨の出口を塞ぐ
雨水を室内に入れないように出口を塞げばいいのではと思う方もいるでしょう。床や壁、家具などは濡れずにすみますが、雨の出口を塞ぐことはおすすめできません。出口を塞いでしまうと天井裏や壁の内部に雨水がたまり続け、下地材や木材が腐食します。放置していると建物内部で浸水が起こり、建物全体の耐久性が低下しかねません。雨の出口を塞ぐことは雨漏りの被害を広げてしまう可能性があるので注意してください。
雨漏り箇所に板を打ち付ける
雨漏りの箇所に板を打ち付けることもやってはいけない応急処置です。一見シーリング材や防水テープよりも雨水の浸入を防ぎつつしっかり固定されるので、名案だと思うかもしれません。しかし木材は水分を吸入しやすい素材のため、徐々に浸透して固定した板が落下するおそれがあります。落下する際、板と一緒に釘まで落ちてくる可能性があるため非常に危険です。また雨漏りの修理後に壁紙を張り替えない場合は、釘穴が目立って気になってしまうかもしれません。
関連記事：雨漏り修理のコーキング方法を徹底解説
【早めに修理依頼を！】雨漏り修理業者の選び方
雨漏りの応急処置をしたら早めに修理依頼の準備をしましょう。ここでは業者選びのポイントを解説しているので、参考にしてください。
資格を有しているか
雨漏りの修理業者を選ぶときは、雨漏り修理に関連する資格を有しているか確認してみましょう。資格があれば専門的な知識と技術があることになるため、信頼できる材料の一つになります。関連する資格としては、雨漏り診断士や建築板金技能士、屋根外装調査士などがあります。資格の有無は業者のホームページや名刺などで確認できるため、事前にチェックしておくと安心です。
保証があるか
修理後に雨漏りが再発したときのことを考え、保証が整っている業者を選ぶのがおすすめです。保証があれば万が一再発しても、一定期間内であれば無償で再修理してくれます。保証期間や内容は業者によって異なるため、複数社の保証制度を比較してから決めるとよいでしょう。
実績は豊富か
雨漏りの修理には専門知識と技術以外にも、経験の多さが重要です。数多く雨漏りの修理に対応している業者であれば、どのような状況であっても適切に対応してくれます。これまでどのような雨漏り修理をしてきたのかはホームページで確認できます。写真や文章を用いて修理時の説明をしている場合もあるので、具体的なイメージも掴みやすいでしょう。
見積もりは適正か
適正な見積もり金額で提案してくれる修理業者は、良心的に対応してくれる傾向にあります。業者によって人件費や材料費は異なるので、同じ修理内容でも見積もり金額に差が生まれることはよくあることです。しかし悪質な業者の場合は、利益優先で高額な契約を迫ってくることも少なくありません。またお得感を演出するために大幅な値引きをする業者も存在します。複数の業者から見積もりをとると相場感がわかるようになるので、1社に決める前に相見積もりをとるのがおすすめです。そこで納得のできる見積もり金額を提示してくれた業者と契約すれば、後悔のないお付き合いになるでしょう。
関連記事：雨漏り修理はどこに頼む？頼める業者や確認するポイントを紹介
雨漏りが起きたらビニールを使用して応急処置しよう
雨漏りの応急処置にはさまざまなアイテムが使われますが、なかでも万能なのがビニールです。防水性・耐久性に優れているので、長期間使用しても水を通す心配があまりありません。応急処置をすれば雨漏りの被害拡大を防げるので、業者が到着するまでの一時しのぎとしてご活用ください。
雨漏り修理は雨漏り修理30分にお任せください。急なお問い合わせであっても最短30分で駆けつけます。自社施工のため比較的安い費用でのご提案が可能です。無料で見積もり対応もしておりますので、お気軽にご相談ください。
この記事の監修者
二瓶義哉（Yoshiya Nihei）
株式会社NK代表取締役
高校を卒業後、不動産の営業、ITコンサルタントを経験後、29歳で防水工事専門会社へ就職。
他業種だからこそ経験できたことを生かし、建築業界の枠にとらわれない視点でお客様への提案等を行うことにより、大手施工管理会社からの信頼を獲得。現在は雨漏りしない為の調査方法・修理方法を研究し雨漏り修理成功率99％を達成。
＜略歴＞
2018年 防水工事専門業者にて防水施工に従事
2021年 株式会社NKへ就職
2024年 代表取締役へ就任
現在に至る
＜資格＞
有機溶剤作業主任者
化学物質管理者
職長 安全衛生責任者
クレーン・デリック運転士
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0120-959-666
