最短30分で駆け付けます!お急ぎならお電話がおすすめ!

受付時間:平日8:00〜20:00
0120-959-666

メールで
無料相談

公開日 2024.04.03 更新日 2024.09.25

雨漏り修理のコーキング方法を徹底解説

持ち家の魅力は、自分の好きなように空間をカスタマイズできる点にあります。
しかし、時間の経過と共に、家はさまざまな問題に直面します。
とくに古い家では、雨漏りは避けて通れない問題の一つです。
この記事では、古い家の雨漏り修理に焦点を当て、自分でできる修理方法と、修理業者を選ぶ際のポイントを紹介します。

コーキングで雨漏り修理ができるケース

コーキングを用いた雨漏り修理は、特定の状況下で非常に効果的です。
以下では、そのようなケースを具体的に説明します。

ケース①サッシからの雨漏り

サッシの耐久性向上により、木製からアルミや樹脂製への変更が進んでいます。
これにより、塗装メンテナンスの必要性が低減しました。
しかし、この変化がサッシ周りのコーキング材への注意を疎かにしている側面もあります。

サッシの強度は高いものの、外壁材との間を埋めるコーキング材は時間とともに劣化します
サッシだけでなく、霧除けや庇、換気扇などの設備と外壁材の間もコーキング材で封じられているため、これらが劣化すると雨漏りの原因となります。
そのため、定期的なコーキング材の補修は欠かせず、隙間が発生しないようにすることが重要になります。

 

関連記事:窓枠やサッシからの雨漏りの原因とは?応急処置の方法も紹介

ケース②外壁のひび割れ

モルタルやサイディング外壁はその継ぎ目のない自由な形状で人気がありますが、セメントと砂、水の混合物であるため、乾燥と収縮によりひび割れが発生しやすいという問題があります。
これらのひび割れは、施工時の問題や経年劣化、環境的要因により避けられないものです。
細かいヘアクラックから始まり、放置すると構造クラックに進行し、雨漏りの原因にもなります。
この問題は、ひび割れ部分をコーキング材で埋めることで改善可能です。
加えて、モルタルやサイディングの劣化や剥離を防ぐためには、定期的な再塗装が効果的となります。

ご自身で雨漏り修理を行う際のポイント

自分で雨漏り修理を行う場合、成功の鍵は正しい準備と手順にあります。
以下では、その重要なポイントを詳しく説明します。

ポイント①雨漏りの原因を特定する

屋根からの雨漏りが発生しても、必ずしも屋根自体のトラブルが原因とは限りません。
雨漏り修理業者は蛍光塗料やサーモグラフィーを用いた高度な方法で漏れの原因を突き止表層の一次防水は屋根や外壁など目に見える部分の防水を担当し、二次防水はそれらの内側に設けられた隠れた防水層として機能します。
しかし、家庭でも実行可能な簡単な方法として、視覚的検査と水を使ったテストが役立ちます。
直接目で壁や屋根を観察して異常を探り、水を使って実際の雨の条件を再現し、漏水箇所を特定します。
このようなシンプルなアプローチでも、雨漏りの原因を見つけ出すことができます。

 

ポイント②腐食やカビがないか確認する

雨漏りがシロアリを発生させることはありますが、即時にシロアリが現れるわけではありません。
しかし、雨漏りを放置することで、時間が経過するにつれてシロアリ被害のリスクが高まります。

湿った環境はシロアリにとって理想的な生息場所であり、腐食やカビが生じた木材はさらにシロアリの発生リスクを高めます
修繕前には、雨漏りがあった箇所だけでなく、周辺の建材も損傷やシロアリの兆候がないか確認が必要です。

 

【関連記事】
雨漏りするとカビが発生するのはなぜ?場所別に詳しく解説
雨漏りの応急処置!室内からできる修理方法を紹介

ポイント③二次防水にトラブルがないか確かめる

建物の防水機能は一次防水と二次防水の二層から成り立っています。
一次防水は屋根や外壁など目に見える部分の防水を担当し、二次防水はそれらの内側に設けられた隠れた防水層として機能します。
とくに二次防水は施工ミスによる問題が発生しやすい部分であり、新築や築浅の建物でも雨漏りが何度も起こる状況では、この層の検査が極めて重要になります。
見える屋根や外壁の防水で、二次防水はこれらの下に隠れた、外からは見えない防水層です。

ポイント④必要な修理道具をそろえる

屋外修繕には変成シリコン1液型コーキング剤が適しており、サッシの周りやコンクリート、外壁の目地やヒビ割れ修理に幅広く使用できます。
必要な材料は約2,500円で揃えることが可能です。
これにはコーキング剤、専用プライマー、バックアップ材が含まれ、これらはインターネットで手軽に購入できます。
また、作業に必要なヘラやハケはいわゆる100円ショップでも入手可能ですが、より専門的な作業を希望する場合はコーキング専用ツールの購入も検討しましょう。

雨漏り修理に用いるコーキング剤の種類

雨漏り修理において、コーキング剤の選択は非常に重要です。
適切なコーキング剤を用いることで、長期的な修理効果を期待できます。
以下では、雨漏り修理に適したコーキング剤の種類を詳しく説明します。

種類①ウレタン

ウレタンは耐久性と塗装のしやすさ、そして環境への影響が少ない点で優れています。
ただし、紫外線に対する耐性が低く、屋外や日光が直接当たる場所での使用には適しておらず、そういった環境下では劣化が早まるというデメリットがあります。
そのため、使用場所を慎重に選ぶ必要があります。
とくに屋内での使用をおすすめしますが、屋外で使用する場合は紫外線対策を施した上での利用が必要となります。
このように、使用する環境に応じて材料の選択を行うことで、長期的な修理効果を期待できます。

種類②シリコン

シリコンは比較的入手しやすくコストパフォーマンスにも優れ、耐久性と密着性に優れています
また、速乾性もこの材料の大きなメリットの一つです。
しかし、短所としては、一度硬化すると上からの塗装ができない点、そして硬化後にシリコンオイルが周囲を汚染する可能性がある点が挙げられます。
これらの特性を理解し使用することで、水回りの修理やメンテナンスを効果的に行うことが可能になります。

種類③変成シリコン

変成シリコンは幅広い場所で多くの修理シーンに対応します。
この材料の最大の利点は、塗装が可能であり、使用箇所周辺への汚染が少ないことです。
一方で、使用する塗料の種類や条件によっては、不具合としての粘着性の増加や塗料の拒否反応が起こることがあり注意が必要です。
このような特徴を把握し、適切な場所で正確に使用することで、修理やメンテナンスの作業効率と成果の質を向上させることが期待できます。

ご自身でできる雨漏り修理のコーキング方法

雨漏りの修理にコーキングを用いる方法は、手軽で効果的な修理手段の一つです。
自分で行えるコーキングの基本的な手順を以下で詳しく説明します。

ステップ①施工部分をきれいにする

コーキング作業を成功させるためには、施工前の基材の徹底した清掃が必須です。
汚れや苔が存在すると、コーキング材の密着性が低下し、劣化を早めることになり、結果として雨漏り発生の可能性が高まります。
とくにコーキング材自体が既に劣化している場合には、高圧洗浄での事前清掃が効果的です。
小規模な補修作業をする際は、ハケの使用や水での洗浄をして下地をきれいにし、その後に補修を施します。
施工箇所に古いコーキング材が残っている場合、後の剥がれを防ぐためにも、これを事前に除去することが重要です。
広い範囲の補修を行う際には、耐久性が高い目地打ち替え法をおすすめします。

 

関連記事:雨漏りが直らない?繰り返してしまう原因と解決策を解説

ステップ②施工部分の周りにマスキングテープを貼る

プライマーを塗る順番は調整できますが、コーキング修復がきれいに完成するためには、マスキングテープを使った養生が欠かせません。
とくにリシン吹き付け仕上げのモルタル外壁は、ヘラでコーキング材を平滑に仕上げる必要がありますが、サイディングのような目地が直線的な部位は、まっすぐに仕上げることで見栄えが良くなります
サイディング外壁の養生は時間がかかる作業ですが、仕上がりの美しさを追求するためには欠かせない工程です。
この工程は、最終的な見た目に大きく影響するため、丁寧に行うことが求められます。

ステップ③プライマーを塗る

単純にコーキング材で隙間を塞ぐだけでは、材料が適切に接着せず、細かな隙間を通じて雨水が入り込む恐れがあります。
このような問題を避けるためには、コーキング材と相性の良いプライマーの使用が重要になります。
プライマーは、コーキング材が剥がれるのを防ぐ目的で用いられ、接着剤のような働きをします。
ただし、プライマー塗布後はその日のうちにコーキング材を施す必要があるため、作業は計画的に行う必要があります。
このステップは、コーキングの性能を充分に引き出し、水の侵入を防ぐために欠かせないものです。

ステップ④コーキング剤を入れる

間をコーキング材で充填する際には、材料が柔らかい状態である間に、ヘラを使って深くまでしっかりと押し込むことが重要です。
この段階で直接触れると、形が崩れてしまう恐れがあるため、施工後は数日間触らないようにしましょう。
コーキング材には、表面が硬化する時間と内部が完全に硬化するまでの時間があり、表面が硬化すれば雨にさらされてもその防水効果は維持されますが、内部が完全に硬化するには数日かかります。
この期間中に無理やり触ると、コーキング材を損傷させてしまう可能性があるため注意が必要です。

ステップ⑤表面を整えて仕上げる

コーキング材を打設した後、硬化が始まる前にマスキングテープなどの養生材を速やかに剥がすことが重要です。
硬化後に養生材を剥がすと、コーキング材が一緒に剥がれることがあり、その結果、雨水が侵入する隙間ができてしまう可能性があります。
そのため、コーキングによる補修を施した日には、速やかに保護材を取り除き、作業のスケジュールを事前にしっかりと計画することが重要です。
この手順を正確に実行することで、補修箇所の防水性を確実に保つことができます。

ご自身で雨漏り修理をする際の注意点

自分で雨漏り修理を行う際には、いくつかの重要な注意点があります。
これらを理解し、適切に対処することで、効果的かつ安全に修理作業を進めることができます。
以下では、そのような注意点を詳しく説明します。

注意点①ご自身ですべて直そうとしない

雨漏りの応急処置としてコーキング剤を使用する作業は、予想以上に技術を要し、簡単ではありません。
適切な手順で施工しても、雨漏りが解消されないケースは珍しくなく、根本的な原因の特定と適切な対策が必要です。

雨漏り対策を自分だけで行うのではなく、専門業者への相談をおすすめします
プロによる介入は、問題を根本から解決へと導き、最終的には時間とコストを節約することにも繋がります。
あくまでも、これらの対策を応急処置と考え、適切な専門業者に相談することが重要です。

注意点②コーキング以外にも対策する

コーキング単独での雨漏り対策には限界があるため、建物全体の防水性の向上を目指しましょう
適切なコーキング材の選定と施工は基本ですが、それに加えて屋根や壁の定期的な点検を行うことが重要です。
細かなひび割れや隙間を見逃さずに対処することで、全体的な防水対策を強化し、安全な住環境を長期にわたり維持できます。
コーキング補修だけでなく、建物全体のチェックを心掛けることが、効果的な防水策となります。

注意点③早めに雨漏り修理業者に依頼する

コーキング材は自宅メンテナンスに便利なアイテムですが、使用方法を誤ると雨漏りを引き起こし、原因の特定を難しくすることがあります。
雨漏りの発生源が不明、コーキング補修と塗装を考えている、または住宅のメンテナンス方法についてアドバイスが欲しい場合は、建材の特性を理解し、適切なメンテナンス方法を提案できる専門業者に依頼することが重要です。

 

関連記事:雨漏り修理はどこに頼む?頼める業者や確認するポイントを紹介

雨漏りの自己修理かプロ依頼か?正しい判断基準

雨漏りの修理は家で行うには専門的な知識と技術が求められる緻密な作業です。
コーキングを使った一時的な応急処置は、あくまで一時的なものであり、問題の根本的な原因を見つけて対応することが最も重要です。
とくに建物全体の点検とメンテナンスは専門的な技術を要するため、雨漏りの発生源が不明や、コーキング補修と塗装を検討している方は、専門業者に相談することをおすすめします。

雨漏り修理のご依頼なら雨漏り修理30分

雨漏り30分ロゴ